「GSILIBプロトタイプ」の公開

マルチGNSS解析ソフトウェア「GSILIBプロトタイプ」の公開

国土地理院


1.公開の位置付け

 国土地理院では、平成23年度より4年計画で、国土交通省総合技術開発プロジェクト「高度な国土管理のための複数の衛星測位システム(マルチGNSS)による高精度測位技術の開発」において、GPS、準天頂衛星、GLONASSといった衛星測位システム(マルチGNSS) を利用して短時間に高精度の位置情報を取得し、公共測量等に適用するための技術開発を行っています。 今回、開発成果の早期公開のため、今までに開発したマルチGNSS解析ソフトウェア「GSILIBプロトタイプ」の一部を試験研究用として公開します。

2.「GSILIBプロトタイプ」の概要
  • 名称は、「GSILIBプロトタイプ」です。GSILIBは、GNSS Surveying Implementation Libraryを略したものです。
  • 「GSILIBプロトタイプ」は、GPS、準天頂衛星、GLONASSのL1及びL2帯のデータを処理して、基線解析を行うことができます。
  • 「GSILIBプロトタイプ」は、東京海洋大学の高須知二氏が開発したオープンソースのGNSS解析ソフトウェアRTKLIB ver.2.4.1(http://www.rtklib.com/)をベースに、これまでの技術開発の成果を組み込んだものです。
  • Windows7(32bit)日本語版で動作します。
  • ソースコードはC言語で書かれています。
  • 本技術開発では、複数基線解析等にも取り組んでいますが、今回公開するのは、一定の検証が終了した単基線解析に関する部分のみとなります。検証が終了次第、他の部分についても公開を進めます。

3.「GSILIBプロトタイプ」の機能
  • RTKLIB ver.2.4.1に次の機能を追加しました。詳細はプロジェクトHPの報告書等をご覧ください(http://www.gsi.go.jp/eiseisokuchi/gnss_main.html)
    1. 異機種受信機間のGLONASSを含む基線解析に必要なGLONASSチャンネル間バイアス(IFB)の入力が可能
    2. 近代化GPS及び準天頂衛星に含まれるL2Cのサイクルシフトの補正が可能
    3. 仰角に応じた観測データの重み付けが可能
    4. 複数基線解析が可能(検証中のため、今回の公開には含まれていません。)

4.「GSILIBプロトタイプ」の利用上の注意
  • GPL v3ライセンスを守れば、「GSILIBプロトタイプ」は自由に利用できます。また、ソースコードの複製・改変も可能ですが、その場合は、ソースコードを公開し、かつGPL v3ライセンスを継承する必要があります。
  • 公開にあたり一定の検証は行っていますが、予期せぬバグが含まれる可能性もあります。GPL v3ライセンスでは、このフリーソフトウェアには何らの保証もなされないことを明確にしていますので、ご注意ください。
  • 詳細は、添付のGPL v3 ライセンス(gpl.txt)をご覧ください。GPL v3についての解説は独立行政法人情報処理推進機構のHP等にあります(http://www.ipa.go.jp/osc/license1.html)
  • プロジェクトが終了する平成26年度までに、さらに機能を追加して、プロトタイプの取れた「GSILIB」を開発します。この時点で「GSILIBプロトタイプ」のメンテナンスは終了する予定です。

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